つぶやきさんの食卓

料理と趣味と子育てと

牛乳なのかプロテインなのか。独り言。

 牛乳の価格がじりじりと上がってきていて、水のように飲む我が家の人たちに牛乳摂取制限を出したいと思っていました。そこで、夫にそのことを話したところ「以前購入していたホエイプロテイン(X‐PLOSIONの甘さ無しプレーン)と低脂肪牛乳ならどっちがカルシウムが多いのか、それから価格はどうなのか比較してくれ。」と宿題を出されたため、比較検討してみました。

 プロテイン(一食30g)

エネルギー123kcal

タンパク質22.6g

脂質2.6g

炭水化物2.3g

食塩相当量0.2g

※2024.2.16現在、5㎏で購入すると税込み10,665円。一食当たり64.2円

 

 北海道の某コンビニ低脂肪牛乳(コップ一杯200ml)

エネルギー94kcal

タンパク質7.2g

脂質2.9g

炭水化物9.7g

食塩相当量0.2g

カルシウム254mg

※2024.2.16現在、一本税込み192円。一杯当たり39.2円

 

 プロテインのほうはビタミンミネラルの表示がありませんでしたが、エクスプロージョンのサイトを見てみるとプロテイン製品はタンパク質の補給をメインにしているためビタミンは製品とプロテイン製品と別にとることを推奨していると記載されていました。予想ではありますが、きっとビタミンもカルシウムもかなり少ないのでは?

 

 なぜカルシウムにこだわるのかというと、筋肉の構造を拡大してみていくと筋肉はたくさんの筋繊維の束で構成され、さらに筋繊維はたくさんの筋原線維の束で構成されています。さらにその筋原線維はアクチンとミオシンというタンパク質で構成されており、このアクチンとミオシンが出入りすることで筋肉が収縮することが出来るのです。その収縮させるために主に使われるのがカルシウムイオンです。

 

ミオシンがアクチンの隙間に滑り込むと筋収縮が起きます。

 

 そもそも、運動していなくても我が家の人たちはカルシウムが足りているのか?ということで、厚生労働省が出している「日本人の食事摂取基準(2020年版)」策定検討会報告書|厚生労働省 (mhlw.go.jp)も確認してみました。

 推定平均必要量(ある集団の50%が必要量を満たすであろう推定値)も下手したら達してないかも。小松菜やしらすなんかよく食べるようにはしてるけど毎日じゃないし、子どもは学校給食の牛乳飲んでるから大丈夫なんて勝手に思っていた~こりゃプロテインどころの騒ぎじゃなかった。

 しかも鈴木志保子先生著書の理論と実践スポーツ栄養という本を読んでみると、

 ジュニアアスリートの欄を見ると動物性タンパク質の過剰摂取はカルシウムの再吸収を抑制し尿路結石や骨粗しょう症のリスクが高まると(なぜ血液が酸性に傾くのか私にはわかりませんでした)。そして安易にプロテイン剤を摂取することは避けると記載されておりました。子どもの場合は成長期ということもあり、食事で栄養を補えないのはオーバートレーニングだからトレーニング量の見直しが必要のようです。大人は用法用量を守ってサプリメントプロテインをうまく使ってください。

 さあもう高いなんて言ってないでお風呂上がりに牛乳飲もう~