つぶやきさんの食卓

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デカにゃんの下痢3

 デカニャンの下痢が始まって9日目を迎えました。下痢の回数減ったかな?と思ったのですが、全然変化がないことが毎日の健康記録をノートにまとめてみたらわかりました。毎日下痢してる…そしてビオイムバスターとディアバスター飲み始めて一週間経ちましたが、変化なく来ている気がします。

 

 膵外分泌不全の疑いもあると獣医さんから言われているので、自分の勉強にもなるだろうし動物にも同じ部分があるだろうと思い、本棚にあった慢性膵炎の診療ガイドライン(人間用)を引っ張り出してきて少し勉強してみました。自分が酒飲みなのもあって前からちょっと気になっていました。

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↓記事に書くのも申し訳ないのですが、自分用に書き残したかったので読み飛ばしていただけると幸いです。

 

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 慢性膵炎(Chronic Pancreatitis)

 アミラーゼやリパーゼなどの消化酵素を出す(外分泌)とインスリンやグルカゴンなどのホルモンを出す(内分泌)役割を果たす膵臓が、長期にわたって炎症を起こしている状態のことを慢性膵炎という。主要症候の8割が腹痛で、心窩部(みぞおち)から左側腹部に痛みが持続的に出て、背部から左右肩に痛みが散る。膵外分泌組織破壊が進むと血中アミラーゼ、リパーゼの数値が低下し、分泌不全になると血中トリプシノーゲンとエラスターゼも低値になる。飲酒習慣のある人のほうが発症から確診までの期間が短く、完全な断酒をすすめる。またタバコは膵石と糖尿病の進行を進める。

 慢性膵炎は症状の進行を代償期、移行期、非代償期の三つに分けることができる。

 

 代償期腹痛対策と急激に悪くなるのを予防するために低脂肪食!

 主要症候である腹痛が現れる。主に膵炎と腹痛治療をメインとし、膵臓を刺激しないために(腹痛対策に)低脂肪食(脂質30~35g/日さらに1食10g以下にすると※コレシストキニンの血中濃度が上がらないのでよい)と香辛料の使用を控え、炭水化物多めの食事にする。

 ※コレシストキニンパンクレオザイミン(CCK-pz)十二指腸空腸から分泌されるホルモンで胆のうを収縮させ胆汁を排出させる。

 

 移行期代償期と非代償期の中間

 腹痛と糖代謝障害・消化吸収障害が発生し始める。腹痛は進行とともに軽減していくため分泌障害が中心となる。

 

 非代償期栄養状態が低下するため少量頻回食で栄養状態を改善!

 膵内外分泌機能不全により糖代謝障害・消化吸収障害が発生するため膵性糖尿病※1や脂肪便※2が起きる。

 また膵外分泌不全では鼓腸(お腹の張り)、下痢、体重減少、脂肪便がみられ、栄養状態が悪くなることから食事エネルギー量を標準体重(kg)×30~35kcalまたは×30kcal以上とする。膵性糖尿病の憎悪があるのでエネルギー投与後コントロールが望ましい。

 非代償期には食事の脂肪摂取量を40~60g/日や全エネルギーの30~40%との意見もある。中鎖脂肪酸脂溶性ビタミン、微量元素の補充が望ましい。

 

 ※1膵性糖尿病 膵臓の病気に伴って発症する糖尿病。一型糖尿(インスリンの出る膵β細胞が免疫疾患により破壊される)や二型糖尿(遺伝や環境により発生)とは異なる。

 ※2脂肪便 クローン病や回腸切除でも出現する。慢性膵炎の場合、膵外分泌不全で特異性が上がる。摂取脂肪量により糞便中の脂肪量が異なり臨床的に確認できるのはリパーゼの正常分泌の10%以下でみられる。消化酵素薬による治療では脂肪便が減るが完全消失しない。

 

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 そしてデカにゃんの昨年10月の血液検査データと4月のデータです。
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 また近々受診なので、先生に話を聞いてきたいと思います。