つぶやきさんの食卓

料理と趣味と子育てと

かぼちゃ団子

 この頃栗を茹でて栗ご飯を作ったり、きゅうりとみょうがで酢の物を作ったり子ども好みではない料理をしていたのですが、我が家の子どもたちは恐る恐る口に運んで美味しいと気づくとモリモリお代わりして食べ尽くしていました(写真にさえ残し忘れてしまった)。夫の祖母や母が作ってくれたのを思い出しながら作りました。今度は子どもたちが大きくなったときに母さん作ってくれたな〜と思い出して欲しいなと願望を抱くのでした。

 

 そして今回は夫の祖母直伝のカボチャ団子です。

 かぼちゃは夫の実家からの頂き物。毎年ラグビーボール型のロロンという品種をたくさん栽培しておすそ分けしてくれるのですが、これがカボチャ団子にしてもよし、煮物にしてもよし、何なら蒸してそのままでもよしな美味しいカボチャです。

 話を戻して、夫の祖母宅にカボチャ団子作りの手伝い兼習いに何度か行ったとき、祖母に分量を聞いたら「分量なんて計ったことないからねえ〜、適当だね適当(わはは)」と話していたため、美味しいカボチャ団子を作るコツを目でみて習いました。もしかしたらまだコツがあったかも知れませんが、現在夫の祖母は施設で暮らしているためそれももう難しい話になりました。

 カボチャ団子を作るたびに夫の祖母の家で緑茶を淹れてもらってお話したことや、着物の着付けを教えてもらったこと、おかず作ったから取りにおいでとおすそ分けしてもらったことを思い出します。

 と、この記事が思い出話ばかりで終わってしまいそうになるので作り方とコツにうつります。

 

1、ロロン一玉から種とワタを取り、適当な大きさに切って鍋に入れ、かぼちゃにかぶる程度に水を入れて煮ます。

2、柔らかくなったらお湯のみ捨てて、粉吹き芋を作るときのように更に火にかけ水分を飛ばします。ついでにヘラでかぼちゃを潰してしまってもいいかもしれません。甘さが少ないかぼちゃのときは砂糖と塩で味を整えますが、今回は何もしませんでした。

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3、触るとまだ熱いなと思うくらいの温度で目分量でかぼちゃと同じ量の片栗粉を入れます。ここが重要で、かぼちゃが冷めてからいれると形成して焼いたあともなんとなく片栗粉臭い団子になる気がします。


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 混ぜている途中です。粉っぽさが完全になくなるまで良く捏ねます。


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4、ラップを敷いて棒状にし、適当なサイズにカットします。


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5、テフロン加工のフライパンに油を敷かずにカボチャ団子を並べて弱火で焼きます。ある程度フライパンが温まってきたら水を入れて蓋をして蒸し焼きに。水分が飛んだらフライ返しで返して反対を焼きます。


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 片栗粉多めにするとムチムチプリプリに。食べごたえは抜群です。このあとのフライパンで、スーパーに売ってるすり身を焼いて主菜にし、きゅうりの酢の物と一緒にお昼ごはんにしました。今回は昼食の主食代わりにしましたが、3時のおやつなどにおすすめです。