つぶやきさんの食卓

料理と趣味と子育てと

劣等感と焦り

     読書する時間が増えたので同年代の朝井リョウの作品を読んで、自分の学生時代を振り返ったり懐かしむ事が多いのですが、数日前から読み始めたチア男子!!で、ますます学生時代(大学生)が懐かしくなりました。

    大学生の頃、私は卒業論文を書くのと学会での発表を目標として研究してました。寝泊まりまでは無いものの、早朝から深夜まで実験のため研究室こもったり外部の研究機関に通った事もありました。あの当時、研究の結果が出ずに悩んだ事ももちろんありましたが、それ以上に研究方針や手技のミスなどで一緒に研究している友人との人間関係がギクシャクしたり、幾つかあった学会のうち1つで抄録提出の際に友人が共同研究者の欄から私と他の友人の名前を文字数が足りなくなってと理由つけて消したこと。あの当時は自分の存在を否定されてるような気がして悔しくてたまりませんでしたが、歳月が経って美化されたせいなのか、辛くてもそんな感情が沸き起こってくるなんてキラキラしてました。

    そして、現在の自分はそこまでの熱量を持って何かに取り組む事はもう無く、この先このまま歳を取っていくんだと思うと気持ちが落ち込みました。結婚を期に仕事を辞めて子育てしてパートして。気持ちが落ち込むのはホルモンバランスのせいかもしれませんが。

    大学卒業して早8年。キラキラしてた時代を更に思い出したくて、友達に会いたいなとも思いましたが新型コロナウイルスがまだ収束する気配が無いのでそれも無理。それ以前に友達は管理栄養士として働く人が多い(はず)ので、同窓会しても共通の話題を見つける方が難しいかな。きっと今でもキラキラしてる人の方が多いかもしれません。

    なんて、現在の自分に劣等感と焦りを抱いてしまいましたが、子育てがまた少し落ち着いている10年後、あの頃は育児奮闘しててキラキラしてたなんて言ってるんだろうなと思います。あー恥ずかしい。