つぶやきさんの食卓

料理と趣味と子育てと

にしんを煮る

 港町に住んでいたことがありました。観光で港町に行くと夕日が海に沈んでいく様子や水面を見て綺麗だなぁと素直な感想が出てくるのですが、住んでいるとその美しい光景が当たり前になり過ぎて、「あぁ明日仕事か。さよなら休日…」「明日会議だな、ツッコまれたらどうしようかな。」「梅干し買ってきてきゅうりと梅で和え物でも作ろうかな。」など挙げだしたらきりがないのですが、綺麗だなぁはどこかへ行ってしまいます。今思えばもったいなかったなぁ。

 この間、港町のホテル温泉日帰りをしてきた帰りにニシンを買ってきました。煮魚料理は祖母がよく作ってたようで、その味を引き継いだ叔母が私に作り方を教えてくれました。


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(材料)

ニシン 4尾

塩 5g

水 200g

昆布 5cm

砂糖 20g

清酒 100g

醤油 30g

生姜 一片(香りがいいのでオススメです)

 

(作り方)

1 ニシンの鱗を落として頭と尾を取り、半分のぶつ切りにする。

2 ぶつ切りにしたニシンに塩をふって、血合い等の汚れあれば摘んでおく。


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3 塩につけたニシンをさっと洗う。

4 鍋に水と昆布を入れ、気泡が出てきたら砂糖を入れる。
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5 鍋にニシンを入れ、酒を入れてひと煮立ちさせる。(酒がとぶ時に、魚の臭いもとぶので鍋の蓋はしない)

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6 醤油を入れて煮汁が少し減るまで煮る。


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7 千切り生姜を作って鍋に入れ、火を止める。


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↑今回はこんな感じに生姜を切りました。


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 煮汁が煮詰まりやすいよう、今回は28センチのフライパンで作ってみました。

 

 叔母から聞いた煮魚調理のポイントは、

1 活がどんどん下がるので、買ってきたら(もらったら)すぐ調理する。活が落ちると生臭い煮魚になりやすいとのことです。

2 料理酒より飲んでも美味しい清酒のほうが良い。

3 鍋に魚を入れたら蓋をしすぎない。

でした。買ってきたら(もらったら)すぐ調理が一番大切かもしれないです。