祖母がなくなって、まもなく13回忌を迎えます。
私の祖母は大正生まれのハイカラさんでした。女学校にも通うお嬢さんだったらしく、祖父と結婚し満州に渡り、太平洋戦争終戦後、家族全員で日本に引き上げてきました。小さい頃に祖母に戦時中の話を聞こうとすると、なぜか言葉を濁すのでなんでなんだろうなと不思議に思ったことがあったのですが、満州に居たためだったようです。引き上げ数年後、祖父が病気で亡くなり、6人の子どもたちを奉公にも養子にも出さず女手一つで育てた凄腕なのですが、そんな祖母が小さな孫の私に作ってくれた思い出の味を紹介したいと思います。うろ覚えなので、ちょっぴりアレンジもあるかも…
おばあちゃんの焼きりんご
（材料）4人分
りんご2個（できれば少しボケてる方がオススメ）
砂糖（グラニュー糖でも上白糖でも）小さじ4
シナモン 適量
バターまたはマーガリン 適量
（作り方）
※オーブンは170度に予熱しておく。
1 りんごを半分に切ります。
↑ごめんなさい、写真は食いしん坊さんのために6人分作ってます。可愛らしいお星さまが見えるように横に半分です。
2 半分に切ったりんごに小さじ1ずつ砂糖を乗せて広げる。
↑お星さまの上に砂糖小さじ1ずつ乗せると広げやすいです。
3 りんごにシナモンを適量振る。
4 170度に温めたオーブンの上段で10分焼く。
↑我が家のオーブンは昨年コストコで買い替えました。普段はトースターとして使っています。丸鶏もロースト出来ます。
5 焼き上がったらバターかマーガリンを乗せる。
砂糖を乗せた表面はカリッと中はふんわりです。芯に近いところはりんご本来の硬さに近いところもあるかもしれません。
朝の忙しい時間でも手間が掛からなくて、朝ごはんが進まない子どもやコーヒーのお供に丁度いいです。
おばあちゃんの料理シリーズ続きます。
